東京蚤の市にて、エドワード・スタイケンの「The Family of Man」を買ってきました。
もう古い物で、茶色に日焼けして、表紙も何もぼろぼろです。
しわもあるし、気をつけて開かないと背割れしてしまいそうなくらいです。

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つけられていた値は1000円でした。
この写真集に1000円という値はどうなのか、とも思ってしまうような状態です。
有名な写真集ですから現在も版を重ねていますし、3000円もだせば新しい物がてにはいります。
だったら新品を買った方が、読みやすいし、モノクロプリントも鮮明に観ることができるし、そっちの方がいいじゃないか。
とも言えますが、この写真集だからこそ感じられるものが何かあるかな、と思い、買うことにしました。

今日、僕のもとに来るまでに、どんな家族がこの本を観て来たのだろう、どれくらいの人が手に取ったのだろう
どんな思いで写真を眺めていたのか
そのすべてが幸せに満ちたものとも限らないし
悲しい気持ちでページを繰る人もいたかもしれない
手放されては誰かのもとへと巡り、人から人の手に渡り、ぼろぼろになるまで、何度も何度も読み返されて来たのだろうなと
そんな風に思えばこそ、この本には、3000円で買った新品にはないものがたくさん詰まっているような気がするんです。