NHKスペシャル「見えず 聞こえずとも ~夫婦ふたりの里山暮らし~」をみる。

5月3日に放送された番組の再放送。
気になっていた番組だったのですがうっかり見逃してしまい、たまたま再放送の予定気づいて録画することができた。
気づいてよかった。
観ることができてよかった。

目が見えず、耳は聞こえず、声も発せず、それでも明るい久代さん。
心の目を開いて、光を取り戻すことがどれほど大変だったのか。
久代さん自身の強さと、好彦さんの支えがあってこそなのだろうと、2人を観て思った。

久代さんの手から伝えられる言葉を、好彦さんが聴いて、ぼくらにわかるように口にしてくれる。音に訳してくれる。
当たり前なのかもしれないけれど、それがとても自然なことに驚いた。
断片的な単語の伝達に見えるものでも、受け取る側に、しっかりと伝わるのだということに感動した。

”幸せ”ってなんだろうと、考えたところでそれは人それぞれで、これというものはないだろうけれど、
好彦さんの言う、相手を満足させられてはじめて自分が満足できる、それってとても幸せなことだなと思った。

相手が満足出来てはじめて自分も満足出来る。
相手が苦しんでいて、自分だけいい生活をしても、結局自分も全然喜べない。
そういう中で相手の価値観を受け入れて行く。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0503/

京都駅から電車を乗り継ぎ4時間。日本海にほど近い丹後半島の山あいにある小さな集落にその夫婦は暮らしている。梅木好彦さん(68)と妻の久代さん(65)。天真爛漫という言葉がぴったりの久代さんと、いつも微笑みを絶やさない好彦さん。
実は久代さん、目が見えず、耳は聞こえず、言葉を発することもできない。ふたりは互いの手を握り、その動きから手話を読み取る“触手話”によって心を通わせ合っている。そして、美しい自然が残る里山で、田畑を耕し、自給自足に近い生活を営んでいる。
久代さんが視力と聴力を完全に失ったのは51歳の時。以来、深い海の底にいるような音も光もない世界で生きてきた。その後、結ばれたふたり。厳しくも豊かな自然に抱かれた暮らしの中には、“小さな幸せ”が満ちあふれている。
番組では、去年の夏から冬を経て、春を迎えるまでのふたりの暮らしを取材。人にとって“幸せとは何か”を見つめていく。