メモ

市街戦

この組織では自分がどれだけ大きな功績を残すかよりも自分がどれだけ回りに小さな助けを与えらえるかが重要なことであった。
人並み以上に何かができても自身のことしか頭にない者は、あるいは人並み以下にしか物事を処理できない人間よりも悪とみなされた。
人よりできない者は、存外好意を持って受けいられる。

弱い人間の存在は、そうでない人間の励みになる。

ホームシックというのは、空間よりも時間に向けられる者なのではないだろうか。

何かが終わるとき、人はその終わりという一事よりもまだ終わっていなかった頃の残滓を見つけた時にこそ、確かに終わってしまうことをまざまざと見せ付けられる。
だからこそ、そういう匂いを放ち続けられる人は、忌み嫌われるのかもしれない。

不幸になることは若者の特権だ。Kにはそう思えてならないときがある。そして普段ある生活観から抜け出すことは、たぶん不幸なことなのだろう。

何も起こらない狭い生活観はきっと幸せなものであったのだろうと思う。

地震がなかったら、自分は自衛隊に入ったであろうか。

統一感のない、しかしどこか連帯感のある服を身にまとった連中とは違い、一様に同じ服に身を包む個性あふれる候補生は傍目から見ても誰かすぐにわかった。

人生のアルバム

選考陣の講評、なるほどなあと。

ソンタグとパワーズ、読みたくなった。