オン・ザ・ロード 第1部

編集中

サルやディーンがいた時代はどんな熱を帯びていたのか。
作中に出てくる音楽、小説、映画、その他もろもろを知りながら読み進めていったほうが、サルの旅をよりリアルに追体験できるかもしれないと思って、のメモ。

概要

wikipedia参照

時代背景

あとで調べること
サンフランシスコから沖縄へ船出する人たちについて
車 35年型フォード
アルカトラズ
テキサスレンジャー
リボルバーいつかわった?

路上で遭遇した老人

どこの町でもかならず赤十字に寄って第一次大戦に出征した証明書を見せるようにしてる。

実際何をしてもらえるのかarcのwikiみたら書いてあるかなと思ったけど、調べきれてない
https://en.wikipedia.org/wiki/American_Red_Cross#Service_to_the_Armed_Forces

登場人物整理

主要なところだけ。
– サル・レインボウ: 主人公
– レミ・ボンクール: サルの友人。サンフランシスコ住。(サルはレミに会うためにサンフランシスコへ旅に出た)
– ローランド・メイジャー: サルの友人。大学の小説仲間
– カーロ・マルクス: サルの友人
– オールド・ブル・リー: テキサスでマリファナ栽培
– エルマー・ハッセル: ライカーズ・アイランド
– ジェーン: ベンゼドリン中毒。
– テリー: ロス行のバスで出会うメキシコ人。サルビナ。
– リッキー: テリーの兄。農事経営。
– ポンゾ: リッキーの相棒。肥やし売りで日銭を稼ぐ。
– ビッグロージー: ポンゾの女。

– ジョニー:テリーの息子

デンヴァー組

– ディーン・モリアーティ
– メリールウ: ディーンの妻
– カミール: ディーンの女。デンヴァーでの。
– トム・スナーク: 玉突き場の内反足
– ロイ・ジョンソン: ハンサム
– エド・ダンケル: 6フィーと
– チャド・キング: 牧師
– ティム・グレイ
– ベティ・グレイ: ティムの妹。メイジャーの彼女。
– レイ・ローリンズ: ティムの幼馴染
– ベイブ・ローリンズ: レイの妹。ティムの彼女
– リタ・ベトゥンコート: ディーンの知り合いのウェイトレス
– メアリー・ベトゥンコート: リタの妹

ヒッチハイカー

– エディ: デンヴァー出身。ウールの格子のシャツ。
– ミシシッピー・ジーン: ホーボー
– ビッグ・スリム・ハザード

音楽

ジーンオードリー

ディーンの若い頃の第一印象は若い頃のジーン・オードリーだなというもので – すらっとして、尻も引き締まり、青い目で、オクラホマ訛り – 雪の多い西部からやってきたもみあげの長いヒーローという感じだった。
– 1-1

チャーリー・パーカー

この時期、一九四七年、バップはアメリカ中で荒れ狂っていた。<中略>バップがチャーリー・パーカーの「オーニソロジー」の時代とマイルス・デイヴィスに始まる新時代の中間で足踏みしていたからだ。
– 1-3

Peggy Lee:Manana


Peggy Lee:Manana.

ギターの音色がした。テリーぼくは並んで星を見上げ、キスをした。「マニャーナ」と彼女が言った。「明日はなにもかもうまくいくわよ、でしょ、サル、好きよ」「うん、そうだ、マニャーナ」。つぎの一週間もしょっちゅう耳にした ー 「マニャーナ」は美しい言葉、意味はたぶん天国だ。
– 1-13

Billie Holiday – Lover Man


Billie Holiday – Lover Man

ぼくは、冷たい雨のまじった風のなか、体を丸めて、十月の悲しい葡萄畑の向こうで演じられるものすべてをながめていた。ビリー・ホリデーが歌うあの素晴らしい歌「ラヴァー・マン」が、心にあふれた。茂みのなかでひとりコンサートをした。「いつかは会えるわね、そのときにはわたしの涙をふいて、耳元にやさしい言葉をささやいて、抱いてキスして、ああ、わたしたち、なにをまちがえたんだろう、大好きなあなた、どこにいるの」言葉ではなくて、あの素晴らしいハーモニーの旋律だ、ビリーの歌いかたがいい、街灯のやわらかい明かりの下で女が男の髪をなでるような。風が吠えていた。風邪をひいた。
– 1-13

スローボートトゥチャイナ

ぼくは隅っこに隠れて、膝のあいだに頭を突っ込んでいた。いったい、家から3000マイルも離れたところでなにをしているんだ?ここにぼくはなにしにきたのか?ぼくのスローボートとぅーチャイナはどこた?
1-11

バーバーショップ・ハーモニー


バーバーショップ・ハーモニー

ネイチャー・ボーイ

ほつれた袖のメソディスト派の牧師たちもいたし、ヒゲを伸ばしてサンダルをはいた「ネイチャー・ボーイ」的聖者もたまに見かけた。
– 1-13

Lionel Hampton – Central Avenue Breakdown

外では、野性的にぶんぶんと唸るセントラル大通りの夜が―ハンプの「セントラル・アヴェニュー・ブレイクダウン」の夜が、吠え、轟いていた。
– 1-13

blue sky

木の上で「ブルー・スカイ」を歌った。テリーとジョニーは草に据わっていた。みんなで葡萄を食べた。
– 1-13

モディリアーニ

メリールウは素敵なブロンドで、ふんわりとした巻き毛はさながら黄金のうねる海だった。<中略>とろんとした青い田舎者の目をぱっちり開いて、モディリアーニが描くうっとうしい部屋にいるひょろ長くて虚弱でシュールな女の子みたいに、様子を伺っていた。
– 1-1

ジャックデンプシー

「一度、シャイアンで警官をのすのを見ましたけどねえ、パンチ一発で決めたよ」まさにビッグ・スリムだ、しょっちゅう空中めがけてパンチの練習をしていた、ジャック・デンプシーに似ていた、というか、若いジャック・デンプシーが酔っ払ったみたいな顔のやつだ。
– 1-4

デンプシーロールってこのデンプシーですよね。

W・C・フィールズ

William Claude Dukenfield (January 29, 1880[1] – December 25, 1946)
サルの旅の前年になくなっているよう。映画俳優。喜劇役者。この「とびきりの危険がいっぱい」はどの映画で使われた台詞?とてもきになる。

それからの十日間は、W・C・フィールズの台詞じゃないが、「とびきりの危険がいっぱい」でーむちゃくちゃなものだった。
– 1-7

確認しようにも、観られる映画がほとんどない。

リリアン・ラッセル


Lillian Russell – Come Down Ma Evenin’ Star

リリアン・ラッセルもきたし、ヨーロッパのオペラスターたちも来た。その後、セントラルシティはゴーストタウンになったが、やがて、新しい西部を謳うエネルギッシュな商工会議所系の連中が町の復興を決定。
– 1-9

ヘミングウェイ

水につけておいたワインを持ってこい、釣りをしていた間あいだに冷えたんじゃないか。」まったく、もろ、ヘミングウェイじゃないか。
– 1-9

ドストエフスキー

「おまえがいつも話しているロシアの作家、なんて言ったっけ、靴に新聞紙をつめて、ゴミ箱から拾ったシルクハットをかぶって歩いていたやつ?」いつか話してやったドストエフスキーのことをおおげさにいっているのだった。
– 1-11

ジャック・ロンドン

ジャックロンドン時代のサンフランシスコの亡霊だ。
– 1-11

サロイヤン

にぎやかなふれずのに入り、街の南側で降ろされた。線路脇のちいさな食料品店に飛び込んでコーラを飲んでいると、紅い貨物列車と並ぶようにして憂鬱そうな表情のアルメニア人の若者が姿をみせ、それと同時に、蒸気機関車が吠えた。そうだ、そうだ、ここはサロイヤンの町だった。と思いだした。
– 1-12

トマスウルフ

「最終的なものなんか手に入らないよ、カーロ。最終的なものにたどり着く奴なんかいない。みんなそれを手に入れたいと思って、生きてるだけさ」「やめろ、やめろ、やめろ、クソみたいなこと言うなよ、ウルフ的なロマンティクな戯言はお呼びじゃない!」カーロが言う。
– 1-8

ドン・アメチー

リムジンが通りかかると、みんな、夢中で縁戚にかけだし、首を伸ばしてのぞきこむ。黒眼鏡の人物が宝石をちりばめたブロントと座っている。「ドンアメチーよ!ドンアメチーよ!」「ちがう、ジョージ・マーフィだ!ジョージ・マーフィだ!」みんな、顔を見合わせながら駆けずり回る。
– 1-13

ジェリー・コロンナ

ぼくはジェリー・コロンナがビュイック・モーターズの販売店で車を買うのを見た。
– 1-13

ジョージ・ワシントン

ベン・フランクリン

ダニエル・ブーン

ブラッドフォード

「ねえ、ねえさんのところから服をとってくるから、ヒッチハイクでニューヨークへ行こうよ」テリーが言った。「ねえ、ねえ、そうしよう。〈ブギが踊れないんなら、あたしが教えてあげる〉」最後のくだりは彼女がしょっちゅううたっていた歌だ。
– 1-13

ニューヨーカー

ジェン・リーモ同様で、カウチにかぶせたオリエンタル趣味の毛布に転がって鼻をすりつけるようにして「ニューヨーカー」を読んでいる。
– 1-1

雑誌 ノンフィクションや短編小説を掲載した週刊誌
ジョン・ハーシーのヒロシマについての言及は作中で一切ないが1946年という時代的にもメモ

西洋の没落

テリーの家の前。ブドウ畑の中で。

しかし、世界の偉大なフェラヒーンたちのあいだではそうであるように、さいごは淋しげな太った母親がとりしきり、テリーは帰ってきてもいいことになった。
– 1-13

アランフルニエ / グラン・モーヌ

ぼくの手元にはハリウッドの本屋の店先からいただいてきた本、アラン=フルニエの『グラン・モーヌ』があったが、バスの進むままにアメリカの風景を読んでいる方がよかった。
– 1-14

ジョージ・フレデリック・ラクストン 極西部の生活

ジョージ・フレデリック・ラクストン(george frederic ruxton)についての日本語の情報がなさすぎる。1840年代のアメリカ調査記録として、「Life in the far west」という本を書いた。それがオン・ザ・ロードの中で引用されている。ただ残念ながら邦訳した書籍がないので、詳しいことは原文を読まないといけない。
https://en.wikipedia.org/wiki/George_Ruxton

George Frederick Ruxton (24 July 1821 – 29 August 1848) was a British explorer and travel writer. He was a Lieutenant in the British Army, received a medal for gallantry from Queen Isabella II of Spain, was a hunter and explorer and published papers and books about his travels to Africa, Canada, Mexico and the United States.
He observed the westward expansion of the United States in the 1840s during the period when the country’s government was pursuing its policy of manifest destiny.[1] He was the first author to write “extensively” of the mountain men of the Rocky Mountains.[2]
– wikipedia

ラクストンの「極西部の生活」には、頭皮をどっさりとって全身を紅潮させたインディアンが出てくるが、そいつ、自分の快挙が嬉しくて、草原をこっそりひとりでむちゃくちゃに駆け回るんだ。こういうのっていいよなあ、サル!
– 1-6

アフリカの緑の丘

メイジャーとぼくは、夜中、膝をつきあわせておしゃべりした。「『アフリカの緑の丘』は読んだかい?あれはヘミングウェイのベストだよ」お互いに幸運を祈った。フリスコで会おうということになった。
– 1-10

ビート・ジェネレーションの若者にとって、ヘミングウェイとは、一体どういう存在なのか。その感じもつかめない

ブルーブック

ぼくは、オフィスで机に足を載せて、オレゴンや北の地方を舞台にした「ブルーブック」の冒険者を読んでいたのだが、とつぜん、ふだんなら静かな夜がやけにざわざわと騒がしいのに気づいた。
– 1-11

陽はまた昇る

「よせよ、ジェイク」とぼくはヘミングウェイ流につづけた。
– 1-11

アメリカ国民にとっての、というか、サルには、サルのロード・アイズにはヘミングウェイはどんな風にうつるのか。

映画

快傑ゾロ

それからは早足で、カリフォルニアの真っ黒な木々の下、銀色の埃っぽい道を抜けた。怪傑ゾロに出てくるような道、B級ウエスタン映画でおなじみの道だ。
– 1-11

サリヴァンの旅

灰色の汚れた夜明けは、映画『サリヴァンの旅』でジョエル・マックリーとヴェロニカ・レイクがダイナーで出会う夜明けのようだったが、いま彼女はぼくの膝で眠っている。
– 1-12

二十日鼠と人間

夜が明けてくると、ぼくは広場の芝生に仰向けになって、おなじ言葉を何度も繰り返した。「あいつがウィードでなにをしたか、あんた、言わないよな?ウィードでなにをしたか、言わないよな?ウィードでなにをしたか?」映画『二十日鼠と人間』でバージェス・メレディスが農場の監督に言っていた台詞だ。
– 1-13

ことば

ループ地区に鳴り響くバップ
一九四七年、バップはアメリカ中で荒れ狂っていた。
バップがチャーリー・パーカーの「オーニソロジー」の時代とマイルス・デイヴィスに始まる新時代の中間で足踏みしていたからだ。

ぼくの青春の東部とぼくの未来の西部の分かれ目にいたから、あんなことが、あんなに奇妙な真っ赤な午後がいきなり出現したのか。

デモインには世界一かわいい女の子が集まっている。

これが西部だ。いよいよ西部に来た。彼女の作るチェリーパイはネブラスカ一のうまさで、ぼくはその上にアイスクリームを山盛りのせてもらった。

ふたりは、石の地下牢のわびしさをひきずって地下から昇ってきた人間みたいなもので、アメリカの見苦しい風来坊(ヒップスター)、ぼくもそろりそろりと仲間になりつつある新しいくたびれた世代(ビート・ジェネレーション)なのだから。

真っ暗闇のなか、山のちっぽけな谷間でぎゃあぎゃあ和m利tail僕らは、たくましい大地にさまよう狂った酔っぱらいのアメリカkじんだった。アメリカの屋根の上にいてさくぶことしかできないぼくらー夜の彼方、大平原の東の方から白髪の老人が言葉をたずさえて歩き出しているような気がした、追いつかれたらたちまち僕らは沈黙しまうだろう
– 1-9

ぼくはぼくの星をずっと先まで追っていきたい
– 1-10

カーティス通りになラブ淋しい酒場の間を歩いた。ジーンズに赤いシャツの和解子たち。ピーナッツの皮、映画館の入り口のひさし、射的場。ぎらぎらと輝く通りの向こうは闇で、その闇の向こうが西部だった。行かねば。
– 1-10

ぼくが一番したいのは、こっそりと夜のなかへ抜け出してどこかへ消え、国のあちこちでみんながいったいなにをひているのな、みてまわることなのだ。
– 1-11

「この道でよく輪回しをしたよ」とチャドキングは言ったことがあった。それが見たかった。みんな子どもだった十年前のデンヴァーが見たかった、桜が満開の明るいロッキー山脈の春の朝、希望がいっぱいの楽しい小道で輪回しをしているところを見たかった。みんな勢揃いしていたんだろう。そしてディーンは、ボロの薄汚れた格好で、ひとり、狂ったようにこそこそ歩き回っていたんだろう。
– 1-12

100フィート進んでから、振り返って彼女をみた。片手にぼくの朝食の皿を持って小屋へ向かっている。ぼくは会釈してその姿を見守った。ああ、またしても路上に出てしまった。
– 1-13

なんとも不思議なことに、ペンシルバニアの田舎者用のロードハウスではテナー吹きがとてもいいブルースを鳴らしていた。
– 1-13

東部にも荒野はある。郵便局長だった頃の牛車の日々にベン・フランクリンがとぼとぼ歩いたのとおなじ荒野がある。ジョージ・ワシントンが鹿皮のインディアン討伐隊の一員だった頃のとおなじのが、ダニエル・ブーンがペンシルバニアのランプのもとで語らいながら、山脈を越える道をきっとみつける、と約束した頃のとおなじのが、ブラッドフォードが道路をつくって男たちがログキャビンでそのお祝いのバカ騒ぎをした頃のとおなじのが、いまもある。
– 1-13

狂ったような黄金海岸の街の騒音がぼくを取り囲んでいる。これがぼくのハリウッドの仕事か―ハリウッド最後の夜、駐車場のトイレの裏で膝にパンをのせてマスタードを塗る。

人生は、父親の庇護のもと、疑うことを知らないかわいい子どもとしてスタートするというのはきっとほんとうだ。そのあと、無関心な人々のなかに放り込まれる日々が来て、自分がみじめでちっぽけで貧弱で盲目で素っ裸であるのを知ることになるのだ。そして、悲惨に嘆く幽霊のような顔でぶるぶる震えながら悪夢の人生を歩む。
– 1-13

ぼくは地下鉄の入り口に立って、勇気をふりしぼってきれいな長い煙草の吸い殻を拾おうとしたが、身を屈めるたび、大群衆が殺到して見失い、最後はつぶされてしまった。
– 1-14

ハッセルを探してタイムズ・スクウェアを回った。しかし、いなかっあ。やつはライカーズ・アイランドの監獄の中だ。ディーンはどこだ?みんなはどこだ?人生はどこだ?帰る家はあるのだ、ごろりと横になって失ったものを数えあげよう、得たものもきっとあるから、それも数えあげよう。
– 1-14

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