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初めて植草さんの本を読みます。

いま、ジャック・ケルアックの「オン・ザ・ロード」を読んでいて、ジャズのいろは、ジャズのバックグランドを知っていた方がより世界観を楽しめるなと思って、何を読もうかな、植草さんのエッセイがPOPEYEでおすすめされていたし、とりあえず読んでみよう。という感じです。

バップの始まりはモダンのはじまり

1961年2月のスイング・ジャーナルに掲載されていた植草さんのエッセイより

アメリカの雑誌「プレイボーイ」は「エスカイア」とおなじようによく知られるようになりましたが、これとよく似たのに「エスカペード」というのがあります。この雑誌に1年ほど前でしたが、100ドルの懸賞付きでジャズの記事が出たことがあります。その執筆者はジャック・ケルアックであって、ご存知のようにジャズ文学といっていいようなものを書くビート・ジェネレーションのトップ・ラオターですが、ケルアックが書いた原稿には「バップのはじまり」という題がついていました。

ということで、ご存知のようにケルアックの路上もジャズ文学であって、ジャズを知らずして踏み込むのはまだだと判断しました。

バップからモダンへ、の流れを感じるにも、モダンの話だけ知っていてもダメで、バップとは、というところもしっかり抑えないと何がどう変わってモダンになっていくのか、わからない。そこがもうちょっとしりたい。

エッセイでもバップからモダンジャズへの変革、そしてモダンジャズのスタープレイヤーたちについての話がならびますが、いまいちバップというものをつかめていない。そこも補完しないとオン・ザ・ロードに戻れない。

なんてことを考えているところで、「テイスト・オブ・ジャズ」で村井 康司さんの「あなたの聴き方を変えるジャズ史」が紹介されていました。

今年はジャズ録音100周年記念、らしいですが、それは単に音源が残っているのが100年前のものというだけでジャズ自体、あるいはジャズに変遷していく音楽自体は100年以上前から当然あって、この本の中ではジャズ誕生以前からスタートして1920年代、30年~と経て2000年代にいたるまでのジャズとジャズ以外の音楽を交えた壮大な歴史をジャズ史としてまとめているそうです。非常に面白そう。かつボリュームがとてつもないものなので、それだけで一冬越せますよと村上さんがいうくらい。これを読めば、まあこの通史を読み通さなくてもとりあえずバップ時代からモダンジャズへの変遷のところまで読めれば、オン・ザ・ロードを読む準備は万端だろうか。