11月25日土曜日

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東京都美術館に行ってきました。ゴッホ展も同時開催されていて、どちらかというと美術館的にはそちらがメイン?ゴッホ展の半券を持っていると「現代の写実」は無料で観覧できます。

今の上野でいうと、上野の森美術館の「怖い絵展」がホットですね。おそらく終日2時間待ち、な勢い。看板持ちのお兄さんに聞いたところ、平日夕方でも1時間待ち、くらいだそうです。行くのためらう。

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「現代の写実」および「ゴッホ展」は並ばずに入れます。怖い絵展の行列を見て気持ちが折れた人は東京都美術館へ行くことをお勧めします。ちなみに、国立美術館も混んでました。おそらく東京都美術館が一番空いています。

上野アーティストプロジェクトとは

東京都美術館は、さまざまな芸術家の発表と成長の場として大きな役割を果してきました。その歴史の継承と未来への発展のために、一定のテーマを決めて、現在公募団体で活躍している現代作家を紹介するシリーズ

第1回のテーマ

「現代の写実― 映像を超えて」です。都市の看板や大型スクリーン、そしてテレビやスマホなどを通して写真やビデオの映像情報がめまぐるしく氾濫する現代社会の中で、絵画でしかできない「現代の写実」を真摯に追究する画家たち9人を紹介します。

映像にはないリアリティとそれを超える力

映像とは違い、じっくり観察し、伝統を踏まえた技法を用いて製作されている

展示物は写真撮影オッケーでした。いくつかスマフォに残させていただきました。SNSにあげるのもちょっと違うな?という気もしたのであげてません。

ちょうどギャラリートークの時間でした。

元田久治さん

リトグラフという手法で、現実世界の廃墟像を想像して描きます。舞台は渋谷、お台場、東京タワー、東京駅など、現存する建物や街。

東京駅
正面から東京駅の全容をとらえています。実際には周りの建物で隠れている部分が多いので、このように全容を確認するのは不可能。ポストカードを参考に、実際に東京駅の赴いて、内部の構造などを確認し、緻密に描いたとのこと。非常にサイズがでかい。3分割したものを1枚の絵としてつなげています。そのつなぎ目は、言われて近づいてみてやっと気づくほどの繊細なつくり。驚嘆。一枚のリトグラフを完成させるのに、全体>細部という順番で作るのではなく、細部を積み上げて全体像を作り上げるとのこと。絵の右側から10cm四方程度のパーツを、順番に描いていって、つなぎあわせて一枚になる。これも非常に驚きました。リトグラフの特徴として、一度仕上げたものは修正不可能。修正不可能な10cm四方のパーツを積み上げていく。その性質が元田さんにはあっているよう。

遠い未来を想像しないと今が追いついてしまう
– 3.11や9.11の映像体験を経ての心境

蛭田美保子さん

豪華絢爛な装身具
海苔巻きに絡みつく

佐々木里加さん

脳の中で起きる神経インパルスにリアリティを感じる

この言葉が刺さりました。すごい。どうしてその感覚に至ったのか。非常に面白い。確かに言われてみればそうだなという気もしした。見たり聞いたり触ったしりて感じたものは、脳内の神経細胞を伝わっていくインパルス、電気的なやりとりとして実際に体内にその瞬間存在していて、知覚したものが信号として実体を持っていて、物質的で、非常にリアリティのあるものだなと思いました。
そこから自身の作品へ落とし込むのに、自分の脳のMRIやCTスキャンのデータをもとに脳のモデルを作成して、作品に反映する。その過程もなんというかすごい。