金継ぎはじめ

割れた茶碗。折れた取っ手。金継ぎでなおそう。

やり方のバリエーションがいくつかある中でどうするか。本から情報収集。

1冊目

「はじめてのつくろい」とあるように、簡単お手軽本。本格的にはじめるとお金も時間もかかって大変だから、とりあえず手軽なやり方ではじめましょうという本。パーツは瞬間接着剤で接着し、隙間はパテで埋める。新うるしに金粉を混ぜてパテの上から塗ればオッケーというお手軽さ。

新うるしの安全性について疑問視する方もいるが、よっぽど気になるようなら本うるしにしましょう、という程度でしょうか。

本の内容はとってもライト。実際の「金継ぎの仕方」の割合は2割程度か。あとは、エッセイ、コラム、器の基礎知識などなど。

「筆の手入れを怠らない」と、やってはならない10のことの1つとしてあげているが肝心の手入れのやり方が載っていないのでどうしたらいいのかわからない。それくらい情報の粒度、密度がとってもあらい。2冊目の方に、筆は水で洗ってはダメ。とあるので、似たような感じなのだろうか。

とりあえずこれからはじめるつもり。

直火NG、電子レンジNG、洗浄機NG、という制約がある。これは本うるしの場合も同様。

ふぐ印の新うるし、薄め液、スポイト、アロンアルファ、カッターナイフ、エポキシパテ、紙ヤスリ(400/1000)、面相筆(0号)、竹ヘラ竹串、パレット、マスキングテープ、小さじ。これだけとりあえず集めよう。

2冊目

「ゼロから」と書いてあるが内容はかなり本格的。

これから金継ぎをはじめようという人にはかなりハードルが高いのでは。金継ぎの基礎知識から入り、2章では漆の調合について書かれている。先ほどの1冊目を読んだ後に目を通すと、やっていることが全く違うので戸惑うレベル。うるしの種類も複数で、それだけ必要な道具も作業も増えていく。まったくの初心者がこの本のとおりに習得するのは難しいのではないか。長期間の保存が利かない調合ずみの漆(保存期間2日間)を複数種類一定量キープしておく運用の大変さなど。

自宅にある割れ物を直すというのではなく、割れ物を収集して直すのが趣味、くらいの質量、熱量じゃないと割に合わないと思う。一度はワークショップで本漆の金継ぎ体験をしている方向けか。

しかしながら、これぞ金継ぎ、という感じはあるのでいずれはこちらへ。という思いも残しておこう。

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