Enlarging Cyanotype | test #2

引き続き、35mmネガをFUJI B690で引き伸ばしサイアノタイププリント。光源は同じくFOCUSPET UV LED。前回30分間露光したが全く足りていなかったので、今回は3時間露光してみた。

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3時間ほど露光した状態がこちら。35mmネガを5×3inchの情報カードにプリントした。サイズ的には69ネガに近いか。

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現像してオキシドール浴した状態。前回よりはいくぶん青が出てきたけれど、いつものコンタクトサイアノプリントと比較するとしっかり露光できていないのは一目瞭然。長時間露光すればそれだけ濃くなりはするだろうが、これが5時間になったから、その時間に比例して濃度が増すかというとどうなのだろうか。光源の限界までもうちょっと。という結果なのでは。

紫外線光源を使ってオルタナティブプリントの引き伸ばしをしたいと考える人は多いようで、英語で「cyanotype enlarge」といったワードで検索すれば、10年ほど前の記事からここ最近のチャレンジにおけるスレッドを見つけることができる。つまるところ、感光液の感度を上げる、かつ、紫外線光源の光量を増やす、の2軸での最適解を模索するしかない。

チップLED基盤でLED光源を自作するのが現状の最適解なのだろう。ということで先日banggoodで必要な資材を一式注文した。届くのが楽しみ。

3 Comments

Film Photograpny 2019/03/02 Reply

Film Photographyです。拙稿を参考にしていただいているようでありがとうございます。引き伸ばし機とUV光源の組み合わせは試行錯誤の範囲ですが、FOCUSPET 100 LED)から取り外したユニットを電池の代わりにAC/DC adaptor (9V/350mA)で駆動したUV光源が今のところもっとも実用に叶っているようです。経験的に露光から最初の2時間程度で顕像しその後は緩やかに焼き目が付くのでホームセンターで15分単位で電源をオンオフできるタイマーを購入し就寝時間中にオンオフ状態で焼きあがるようにしています(約4時間)。コンデンサーレンズとの距離など光束を正しく合わせること、また紫外線を集めるためにアルミホイルで反射させるなど試しています。しかし、所詮は中華製の安物のブラックライトですのでUV球の性能のばらつきが多くまた劣化が早いので、科学実験用のユニット(砲弾型UV球100個の抜き差し可能なユニット/スペクトロライトSPL-100-CC)と正しく紫外線域が設計されたUV球(ナイトライド・セミコンダクター社製)を用いてさらに試行錯誤を行うつもりでいます。今後も引き続き記事を連載いたしますので、よろしければご覧ください。

hiko 2019/03/04 Reply

コメントありがとうございます。
サイアノタイプの引き伸ばしについて調べていて、Film Photographyさんのブログにたどり着きました。日本語の情報がなかなか(というかほぼない)中で、試行錯誤されていく過程をアップしてくださっていたので非常に参考になりました。アドバイスいただいた点を取り入れて、少しずつ改良していって、満足のいくシステムが出来上がるといいなと、構想を練ることも楽しみながら進めております。ちょうどつい先日、AC/DC adapterを(ブログで書かれていた内容を参考に)入手したところでしたので、長時間露光用に配線駆動させてみようと思います!

今後もブログ拝読します。連載楽しみにしております。

Film Photograpny 2019/03/02 Reply

記事拝見いたしました。LED光を正しくコンデンサーレンズに
入射させるには、コンデンサーレンズから15cmほど離した方が良いようです(この距離は試行錯誤ですが)。あとは引き伸ばし機のレンズ焦点と紙との距離によって焼き目がかなり違ってきます。私なりの試行錯誤では引き伸ばし機のコンデンサーレンズと開口部が同じ直径の園芸用のプラスチックポットの底を抜いて、内側をアルミ箔で覆い、底部を上にコンデンサーレンズの上に立てて、UV LEDユニットを吊るすと光が満遍なくレンズに集まって、結果として焼き上がりが良いようです(少し強度が足らないかもしれませんが紙筒でもできます)。電池だと長時間露光が不可能な上、光が一定しないので、ブラックライト(FOCUSPET 100 LED)から取り外したユニットの極性を間違えないようにAC/DC adaptor (9V/350mA・スイッチング方式のもの)に配線駆動し、基板側にさらにPC用の小型空冷ファンを載せて冷やしながら使うとLEDの寿命も伸びることがわかりました。UV光はアクリル板で遮断されてしまいますので、FOCUSPETのアクリルの前板は外した方が良いかもしれません。また、サイアノタイプ紙上でのピント合わせは、昔ながらの引き伸ばし機用のフォーカサーを使っていますが、直接覗くと眼によくありませんので、スマホのカメラ部分をフォーカサーのファインダに合わせて(アマゾンで単眼鏡にスマホのカメラを装着するための安価なアダプタが売られています)、スマホの画面上でピントを合わせるようにしています。コンタクトプリントでは紙と圧着するので紙の反りは問題になりませんが、引き伸ばし機ではわずかな反りでもピントに影響しますので、サイアノの薬剤を塗布した紙は反らないようにあらかじめ内側にたまわせるなど少し癖をつけて使うと良いようです。オキシドール水溶液に浸けて、さらにジャスミン茶(伊藤園のティーパック)でトーニングすると多少なりともコントラストを調整することもできます。色目も青みが減って写真らしくなって私なりに気に入っています。ご参考まで。

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